2021.09.08
キャリアプランの成功をもたらす「ウィークタイズ」
みなさん、こんにちは。リージョナルキャリア三重の瀬古です。
東京パラリンピックが閉幕しました。日本選手団のうち、三重県勢では3人が出場し、津市出身の前川楓さんが
陸上走り幅跳び女子で5位入賞を果たしました!鈴鹿市在住の伊藤智也さんは 陸上車いすの400メートルに
出場して自己ベストを更新、車いすフェンシングに出場した鈴鹿市在住の恩田竜二さんは初のパラリンピック
出場でサーブルとフルーレ個人2種目とフルーレ団体に出場し勇姿を見せていただきました。
アスリートの皆様、感動をありがとうございました!
さて今回はキャリアプランの成功をもたらす「ウィークタイズ」についてお伝えします。
ウィークタイズとは?
そもそも「ウィークタイズって何なん?」ということですが以下にまとめました。
ウィークタイズ(Weak Ties)
1973年スタンフォード大学の社会学者マーク・グラノヴェッターが論文の中で書いた人間関係についての理論で、
ウィークタイズは「弱い絆、ゆるやかなつながり」を指します。ウィークタイズの対義語として、「ストロング
タイズ(Strong Ties)」がありますが、これは家族や会社の仲間といった強い絆やつながりを持つ人間関係を指します。
グラノヴェッター氏によると、転職活動においては、ストロングタイズよりも、ウィークタイズの方が、有益な情報を
もたらしてくれる可能性が高いそうです。
例えば、実際に転職するときに役に立った情報を調べたところ、ストロングタイズよりも、たまに連絡を取り合う程度
のウィークタイズから転職にかかわる有益な情報を得た割合が多く、転職に対する満足度も高かったと述べています。
ウィークタイズのメリット
では、なぜウィークタイズが転職に関して有益な情報につながるのか。ウィークタイズのメリットを挙げてみました。
1 利害関係がない
家族や会社の上司、部下といったストロングタイズだと、転職をするという判断をすることで利害関係が発生し、
何らかの影響を及ぼします。その点、ウィークタイズであればお互いの利害関係がないので、気兼ねなく話せます。
2 新しい「気づき」を得やすい
異なる環境にいるウィークタイズからは、思ってもみなかった考えや発想が飛び出し「そんな考え方もあるのか」と
新しい気づきを得ることも多いものです。例えば異業種・異職種のウィークタイズならではの視点で、自分では
気付かなかったアピールポイントを気づかせてくれることで転職における選択肢が広がることがあります。
3 心理的安全がある
利害関係がということに絡んできますが、身近な方だと親身になりすぎたり、全力で否定されたりすることもある
でしょう。ウィークタイズであれば、何となく頭の中で思っていることを、思ったままに相談できるので、オープン
マインドで話しながら自分自身の思考の整理ができます。
ウィークタイズな関係を獲得する
あなたはウィークタイズな人間関係をお持ちですか。家と職場内のつながりオンリーになっていませんか。
家族でも会社でもない、SNSや地域のコミュニティなどからウィークタイズな関係が生まれます。
気軽なウィークタイズ、例えば、フェイスブックなどで、共通する友人がきっかけになってつながることもありますし、
プロフィールや投稿などから「気が合いそう」と感じてつながることもあるでしょう。もちろんプロフィールを鵜吞みに
せずしっかり見極めることも大事です。コロナ禍で人脈づくりの方法は限られてはいますが、ウィークタイズづくりにも
目を向けてみてください。
よろしければ、私をあなたのウィークタイズの一員に加えていただけますと幸いです!
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