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転職ノウハウ2025.07.01

「面接がうまくいかない...」その悩み、原因と対策を整理してみませんか?

みなさん、こんにちは!リージョナルキャリア三重の清原です。

転職活動の中で、誰もが通る「面接」というステップ。

事前にしっかり準備したつもりでも、「思ったように話せなかった」「手応えがなかった」と感じる方は少なくありません。

本日は、実際に面接に同行・同席してきた経験から、よくある失敗例と、改善のコツについてお伝えしたいと思います。

面接で失敗するビジネスパーソンのイメージ

【失敗例①】自己紹介で「何を言いたいのか」が伝わらない

面接の冒頭、「簡単にご経歴をお願いします」と求められる自己紹介。

このシーンで、話が冗長になってしまったり、要点がぼやけてしまったりする方が意外と多く見受けられます。

面接官の表情が曇る瞬間でもあり、最初の印象を左右する大切な局面です。

特に多いのが、以下のようなパターンです。

  • 新卒時から順を追ってすべての職歴を丁寧に説明してしまい、時間だけが過ぎてしまう
  • 話しているうちに目的を見失い、「で、何が言いたいの?」という印象を与えてしまう
  • 現職の業務内容が伝わらないまま、過去の話に時間をかけてしまう

こうした状況を避けるためには、自己紹介を「自分の価値が最も伝わるプレゼン」と捉えることが肝心です。


改善のコツ:「現在→過去→補足」の順で話す


自己紹介は、履歴書の読み上げではなく、自分という人材の"概要プレゼン"です。

最も伝えたいのは「今、何ができて、どんなスキル・強みを持っているか」です。

話す順番は、"現在→過去→補足"が基本です。

▼例

「現在は〇〇業界で△△のポジションに就いており、主に□□の業務を担当しています。
前職では◇◇業界において、××の経験を積みました。
これらの経験を通じて、△△の領域に強みを持っていると自負しています。」

このように、まず"現在の自分"を明確に伝えることで、聞き手の理解が深まり、その後の職務経歴の説明もスムーズになります。

また、過去の経験を補足的に語ることで、「現在の自分をどう形成してきたのか」が自然と伝わります。

【失敗例②】志望動機が「どこでも通用しそう」に聞こえる

面接において、志望動機は「なぜこの企業を選んだのか」を伝える極めて重要なポイントです。

しかし実際には、多くの方が「どこでも通じるような言い方」で終わってしまい、企業側に響かないケースが見受けられます。

たとえば...

  • 「御社の安定性に惹かれました」
  • 「幅広い業務に携われる点に魅力を感じました」
  • 「業界トップクラスの実績に共感しました」

ポジティブな表現ではあるものの、こうした志望動機は他の企業でも同じように言える内容になってしまっており、「なぜうちなのか」が見えてきません。

企業側の本音としては、「当社でなければならない理由」が知りたいのです。


改善のコツ:"自分と企業の接点"にフォーカスを


効果的な志望動機とは、自分の経験・志向と、企業の事業・文化・方針との"接点"が明確であることです。

たとえば、以下のような構成が効果的です。

  • 企業の特徴・強みに注目する(事実ベース)
  • それに対する自分の共感・興味・評価を伝える
  • 自分の経験や価値観との結びつきを説明する

▼例

「御社が展開されている〇〇という製品において、△△の技術に注力されている点に強く惹かれました。
私は前職で□□の開発に携わっており、□□という観点から△△の重要性を実感してまいりました。
自身の経験を活かしながら、貴社でさらなる技術研鑽と社会貢献ができるのではないかと考え、志望いたしました。」

このように、"企業独自の特徴"と"自分の背景"をリンクさせることで、面接官に「この人は、うちのことをよく理解してくれている」と感じてもらえるようになります。

【失敗例③】逆質問で「特にありません」と答えてしまう

面接の終盤、面接官から「最後に何か質問はありますか?」と聞かれる"逆質問"の時間。

このタイミングで「特にありません」と返してしまう方が少なくありません。

実はここは、応募者の"本気度"や"志向性"を見極める重要なフェーズでもあります。

特に以下のような受け答えには注意が必要です。

  • 「今までのご説明で十分理解できましたので、大丈夫です」
  • 「特にありません。問題ありません」
  • 「御社のHPを拝見して、すべて把握しております」

控えめで好印象に映るようにも思えますが、企業側としては「うちに本当に興味があるのかな?」「自社への理解を深めたい意欲はあるのかな?」と懸念を抱かれてしまうこともあります。


改善のコツ:「その企業だからこそ聞きたいこと」を準備する


逆質問は、自分自身の「知りたいこと」だけでなく、「この企業で働くイメージができていること」を示すチャンスでもあります。

以下のような観点で、事前に1~2つ質問を用意しておくと効果的です。

  • 入社後の業務イメージに関する質問
    • 「一般的に中途採用者にどれくらいの期間での独り立ちを期待していますか」
    • 「最初の3ヶ月で期待される成果や動き方があれば教えてください」
  • 組織文化や評価制度に関する質問
    • 「評価のタイミングや、日常的なフィードバックの有無や頻度について伺えますか」
    • 「活躍されている方に共通している特徴があれば教えてください」
  • 企業の今後の方向性を踏まえた質問
    • 「〇〇の領域に注力されていると拝見しましたが、現場ではどのような取り組みが進んでいますか?」

こうした質問を通して、「ただ条件で選んでいるのではなく、うちの中身を知った上で、真剣に検討している」ことが伝わります。

面接がうまくいかないと感じている方こそ、一度立ち止まって、「何を伝えたいか」「相手は何を知りたがっているか」を整理してみると、新しい突破口が見えてくるかもしれません。

面接に苦手意識を持つ方も、準備と工夫次第で、着実に自信を持って臨めるようになります。

当社では、ご希望に応じて模擬面接を実施しております。

実践に近い形で練習することで、ご自身の強みを自然に伝えられるようになり、面接本番での安心感が違ってきます。

一人では不安な方も、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

チーフコンサルタント 
清原 和浩

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