2022.02.09
三重県にはどんな産業がある?Vol.1-化学産業編
みなさん、こんにちは。リージョナルキャリア三重のコンサルタント、清原です。
ここのところ、コロナ感染者は増加する一方です。一刻も早く収束することを願いながら、感染予防を徹底しつつ、自分たちができることを続けていくしかないですね。
さて、今回は「三重県の産業シリーズ第一弾」として、三重県製造業の代表的業種のひとつである化学産業についてお届けしたいと思います!
三重県の主要業種
三重県の製造業は、古くは明治期の製糸・紡績業に遡り、これら繊維工業が戦前の製造業をリードしてきました。戦後は、四日市の石油化学コンビナートが形成されたことや輸送用機械工業の進出等により重化学工業へとシフトし、その後、繊維、化学等の不況が深刻化する中、自動車や電気機械等の加工組立型工業の進出が相次ぎ、最近では、半導体や液晶の先端技術型工業の立地が新たな活力を生み出しています。
三重県製造業の代表的業種は、輸送用機械器具製造業、電子部品・デバイス製造業、化学工業であり、この3業種で本県製造品出荷額等の半数以上を占め、従業者数も製造業全体の約3分の1を占めています。
※出典:三重県HP「三重の産業の概要/三重の経済の動き(2009年版)」より三重県の概要(PDF)
このレポートにもある通り、三重県の産業の中心は、時代によってさまざまに変化してきました。
今回は、戦後の高度成長期から昭和60年代ごろまで三重県の製造業第一位を誇った「基礎・石油化学」についてご説明します。
私たちの身近にある石油化学製品
石油化学製品とは、原油から分溜された化合物(基礎化学品)と、それらの化合物を反応することで得られるプラスチック、樹脂、合成ゴム、合成繊維などのことを言います。
用途としては、下記のような紙パックや断熱材、タイヤ、自動車や電気機器など、私たちの身の回りでもさまざまなところで使用されています。
│紙パック
牛乳やジュースなどの紙パックは、石油を原料とする合成樹脂である「低密度ポリエチレン」と紙などを合わせることで、耐水性を実現しています。
│断熱材
住宅などに使用される断熱材には、石油を原料とする「ポリウレタン」が多く利用されています。
│タイヤ
タイヤに使用されている合成ゴムも、石油から作られています。これらの合成ゴムと金属繊維を多重構造にすることにより、耐摩耗性や耐荷重性、強度を兼ね備えた高性能なタイヤが作られます。
三重県の化学メーカー
こうした、私たちの生活に欠かせない石油化学製品を製造する、三重県下のメーカーの一例をご紹介します(順不同)。
化学メーカーへの転職事情
弊社も複数の化学メーカーと取引をさせていただいていますが、化学産業は参入障壁が高く、安定的な収入を確保できるため、財務基盤がしっかりしており、待遇面が手厚いことが特徴です。
そのため、年収アップを実現したい方には良い業界かもしれません。
一方で、化学メーカーへの未経験からの転職は容易ではありません。しかしながらチャレンジしてみたいという方は、ぜひリージョナルキャリア三重にお声がけください。
今回は、化学産業についてお伝えしました。次回は、また別の産業をご紹介したいと思います。乞うご期待!
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