三重県の特色

三重県の基本情報

面積

5,774.48k㎡

2026年3月公表/国土地理院
「全国都道府県市区町村別面積調」より

人口

1,711,000人

2025年4月公表/総務省
「人口推計/2025年10月1日現在人口」

人口密度

296.30人/k㎡

小数第三位以下四捨五入

三重県の紹介・特徴

三重県は1府5県に接し、南北に約180kmと長い県です。県内は北から北勢、中勢、南勢、東紀州に分けられ、北勢と東紀州では気候にも違いがみられます。県境には山地が広がり、海沿いには肥沃な伊勢平野が開けています。熊野灘、志摩半島のリアス式海岸、伊勢湾などにも恵まれ、農林水産業がバランスよく発展してきました。

伊勢神宮や熊野詣に向かう人々の往来によって、古くから街道が整備されてきたことも三重の特徴です。こうした歴史は現在の交通網にもつながっており、名阪国道、新名神高速道路、伊勢湾岸自動車道など、日本の東西を結ぶ大動脈の一部が県内を通っています。

県内で最も人口が多いのは四日市市で約30万人、県庁所在地の津市は約27万人です。総人口は約173万人で、特定の大都市に集中するのではなく、人口10万人前後の中規模都市が分散している点に三重県らしさがあります。

また、北勢エリアは名古屋市に近く、県北部を中心に名古屋経済圏との結びつきが強い地域です。一方、伊賀・名張地域は大阪方面への通勤圏でもあり、関西圏とのつながりもみられます。

※参照:三重県HP「みえDataBox」

三重県の
産業・仕事について

産業構造

産業大分類 企業数(社) 割合
卸売業、小売業 11,006 21.2%
建設業 6,596 12.7%
宿泊業、飲食サービス業 5,754 11.1%
製造業 5,294 10.2%
サービス業(他に分類されないもの) 4,990 9.6%
生活関連サービス業、娯楽業 4,889 9.4%
医療、福祉 4,020 7.7%
不動産業、物品賃貸業 3,123 6.0%
学術研究、専門・技術サービス業 2,153 4.1%
教育、学習支援業 1,562 3.0%
運輸業、郵便業 1,017 2.0%
農業、林業 533 1.0%
金融業、保険業 454 0.9%
情報通信業 312 0.6%
電気・ガス・熱供給・水道業 102 0.2%
漁業 81 0.2%
複合サービス事業 80 0.2%
鉱業、採石業、砂利採取業 32 0.1%
合計 51,998 100.0%

(総務省統計局「経済センサス」より)

産業の特徴

三重県の県内総生産は約8.5兆円です。海、山、農地などの自然環境に恵まれていることから、第一次産業にも強みがあり、とくにお茶の生産量は全国3位です。水産物でも、あおさ、ひじき、伊勢エビ、真珠など、生産量が全国上位の品目が多くみられます。

一方で、産業構造としては製造業の比重が大きい点も三重県の特徴です。四日市コンビナートを中心とした化学工業に加え、愛知県豊田市に近い立地を背景に、自動車関連メーカーも多く集積しています。経済活動別の構成比では、製造業が38.7%で最も大きく、不動産業8.0%、卸売・小売業7.6%と続いています。

製造業の内訳を見ると、輸送用機械が18.9%で最も大きく、次いで電子部品・デバイス17.3%、化学11.5%となっています。全国と比べても、電子部品・デバイス、化学、石油・石炭製品、輸送用機械の割合が高く、三重県の産業を支える柱となっています。

第三次産業では、伊勢志摩を中心とした観光業の存在感も大きく、ホテル・旅館業が地域経済を支えています。地元資本の事業者から大手資本まで幅広い担い手が関わっている点も特徴です。

※参照:三重県「令和4年度三重県民経済計算結果」

有効求人倍率・平均年収

有効求人倍率
(2026年2月/厚生労働省
「一般職業紹介状況」より)
1.14倍
平均年収(男女計)
(2026年3月公表/厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より ※諸手当を含む総支給額)
32歳/469.7万円
37歳/530.9万円
42歳/551.2万円
47歳/579.2万円

上場企業一覧(証券コード順)

社名 本社所在地 業種 市場

井村屋グループ株式会社

三重県津市

食料品

プライム

株式会社柿安本店

三重県桑名市

食料品

プライム

アップルインターナショナル株式会社

三重県四日市市

卸売業

スタンダード

太陽化学株式会社

三重県四日市市

食料品

名証メイン

ICDAホールディングス株式会社

三重県鈴鹿市

小売業

スタンダード

三重交通グループホールディングス株式会社

三重県津市

不動産業

プライム

株式会社メディカル一光グループ

三重県津市

小売業

スタンダード

株式会社MIEコーポレーション

三重県桑名市

金属製品

名証メイン

株式会社東名

三重県四日市市

情報・通信業

プライム

カネソウ株式会社

三重県三重郡

金属製品

名証メイン

ジャパンマテリアル株式会社

三重県三重郡

サービス業

プライム

株式会社タカキタ

三重県名張市

機械

スタンダード

キクカワエンタープライズ株式会社

三重県伊勢市

機械

スタンダード

株式会社グリーンズ

三重県四日市市

サービス業

スタンダード

株式会社安永

三重県伊賀市

輸送用機器

プライム

株式会社三十三フィナンシャルグループ

三重県松阪市

銀行業

プライム

株式会社百五銀行

三重県津市

銀行業

プライム

日本トランスシティ株式会社

三重県四日市市

倉庫・運輸関連業

プライム

※複数の市場に上場の場合、代表的な市場のみを記載しております。また、更新日によって、最新状況と異なる場合がございます。

転職市況サマリー

三重県の有効求人倍率は、新型コロナウイルスの影響で一時的に1.0倍台まで低下したものの、その後は1.16倍~1.40倍の水準で推移しています。令和5~7年にかけては、全国平均をやや下回る水準で推移しています。

業種別では、製造業、物流、インフラ、金融などで採用が続いています。職種別では、管理部門や技術者の採用に前向きな企業が増えており、生成AIやDXを推進できる人材への関心も高い状況です。

また、三重県庁が全国に先駆けて最高デジタル責任者を全国公募で採用したことは、県内におけるDX推進の象徴的な事例として知られています。民間企業でも、大手企業にとどまらず、中堅・中小企業へとDX化の動きが広がっています。

なお、三重県の平均賃金(所定内給与額)は309.6万円、令和7年度の最低賃金は1,087円で、全国10位の水準です。

※参照:三重労働局「労働市場月報」、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」

三重県の暮らしについて

家賃相場(月平均/円)

20~39㎡ 42,664
40~59㎡ 50,559
60~79㎡ 58,999
80~99㎡ 54,773

(2024年9月公表/総務省「令和5年住宅・土地統計調査」より算出)

地価(坪単価平均/円)

1 伊勢市 207,217
2 四日市市 195,449
3 桑名市 192,185
4 津市 174,722
5 朝日町 172,755

(2026年3月公表/国土交通省「地価公示」より各地区全地点の平均値を算出)

ライフスタイル

東に海、西に山を望む自然豊かな三重県は、食の豊かさでも知られています。南北に長い県土を持つため、県北部の北勢地域では冬場に雪が降ることも多く、スタッドレスタイヤが欠かせません。一方、県南部の南勢地域は比較的温暖で、降雪も少ない傾向があります。

こうした風土の中で、三重県民は人当たりがよく、のんびりとしたおだやかな気性の人が多いと言われています。

また、伊勢湾台風をはじめ台風被害の経験があることから、住宅まわりでは風雨への備えが意識されています。屋根は風で飛ばされにくいよう重い瓦をしっかり固定し、開口部には雨戸やシャッターを設けるなどの対策がみられます。海抜の低い地域では、浸水に備えて石垣などで床面を高くする工夫も行われています。

東日本大震災以降は、台風に加えて津波への備えも強まっています。伊勢周辺では、厄払いとして「蘇民将来子孫家門」と書かれたしめ縄を一年中玄関に掛けておく風習も受け継がれています。

通勤方法・時間

三重県の世帯当たり自動車保有台数は1.439台で全国15位と高い水準にあり、マイカー通勤を前提とする企業が多くみられます。従業員用の駐車場を備えている企業も多く、通勤のために別途駐車場を借りる必要がないケースが一般的です。

通勤時間は30分程度、長くても1時間以内に収まることが多い一方、市街地では通勤時間帯に渋滞が発生するため、注意が必要です。通勤に電車やバスを利用するケースもありますが、便数がそれほど多くない地域もあり、長時間満員電車に揺られて通勤する人は比較的少数です。

また、8時00分~8時30分に始業し、その分終業時刻も早い企業が多く、夜は早めに帰宅して家族と夕食を囲むなど、私生活の時間を確保しやすい傾向があります。

※参照:一般財団法人自動車検査登録情報協会「自家用自動車の世帯普及台数」

自治体による暮らしの支援

三重県内各市町では、暮らしを支えるさまざまな支援制度が設けられています。主なものは以下のとおりです。

【四日市市】
郊外のモデル団地内における中古住宅の購入・賃貸費用の補助や、中学校修了前までの子ども医療費助成など、子育て世帯の住み替えを支援しています。

【津市】
市外から市内企業へ就職・転入した際に5万円を支給する奨励金制度があります。また、東京圏からの移住・就業時には、最大100万円(18歳未満の帯同で加算あり)の移住支援金が交付されます。

【鳥羽市】
移住検討時の拠点として、市営住宅を月額7,000円で貸し出す「短期お試し住宅」を提供しています。保育料についても、3~5歳児の無償化に加え、第2子以降は副食費も無料となっており、子育て世帯を支える制度が整っています。

【熊野市】
空き家の家財処分費用の補助(上限6万円)や、農林水産業への新規就労者を対象とした住宅手当など、移住者の初期負担を軽減する制度があります。

県内29市町のうち、住宅助成は23市町で実施されており、子ども医療費や預かり保育などの支援は全市町で整備されています。地域ごとに、移住や日々の暮らしを支える取り組みが進められています。

※参照:三重県移住・交流ポータルサイト『ええとこやんか三重』

三重県の子育て・教育について

幼稚園・保育所数

国公立 私立
幼稚園 81 43
幼保連携型認定こども園 28 77

(2025年12月公表/文部科学省「学校基本調査」より)

国公立 私立
保育所 167 159
保育所型認定こども園 12 3

(2025年12月公表/厚生労働省「社会福祉施設等調査」より)

子育てのしやすさ

自然に恵まれた三重県は、山も海も身近にあり、子どもがのびのびと過ごしやすい環境があります。子育てを応援する団体が県内各地にあるほか、大型公園や3歳までの専用広場を備えた公園、ジャンル別に整備された公園など、自然に触れながら親子で過ごせる場所も充実しています。

令和2年時点で81人だった待機児童数は、令和7年4月1日時点では0人となりました。放課後児童クラブ数も令和6年度時点で県内450カ所を超え、増加傾向にあります。一方で、一部の地域では放課後児童クラブの待機児童が発生しており、地域によっては受け皿の確保が今後の課題となっています。

また、子育て関連施設は比較的充実している一方で、過疎地域を中心に学校の統廃合が進んでいます。そのため、地域によっては通学距離が長くなったり、スクールバスを利用したりするケースもみられます。

※参照:三重県公表資料「令和7年度保育所等関連状況取りまとめ」、三重県「放課後児童健全育成事業の実施状況」

学校数

国公立 私立
小学校 358 2
中学校 158 9
高校(通信教育を含む) 59 13
大学 2 5

(2025年12月公表/文部科学省「学校基本調査」より)

教育環境

三重県では、公立の中高一貫教育を早くから導入するなど、教育活動に力が入れられています。中高一貫教育(6年制)を取り入れる学校も複数あり、中学受験の選択肢としては、高田中学、暁中学、三重中学などの私立中学に加え、国立の三重大学教育学部附属中学もあります。

三重県の公表資料によると、令和6年度の大学等進学率は55.4%で、上昇傾向にあります。高校では公立高校の人気が高く、偏差値上位校では「国際科学コース」や「理数科」などの特別進学クラスが設けられています。

県内の四年制大学は、国立の三重大学、公立の三重県立看護大学、私立の鈴鹿医療科学大学、皇學館大学、四日市大学などがあり、選択肢は一定数あります。一方で、大学進学に伴って県外へ進学したり、大学近くで一人暮らしを始めたりする学生も多くみられます。

また、スポーツ活動も盛んで、サッカーでは四日市中央工業高校や三重高校、野球では津田学園高校や津商業高校などが知られています。レスリングの吉田沙保里さん、マラソンの野口みずきさんなど、三重県ゆかりの選手も多くいます。

※参照:三重県「令和6年度学校基本調査の結果確報」

自治体による子育て・教育の支援

三重県では、「ありのままでみえっこプラン」に基づき、『みえ 子ども スマイルネット』の運用や子育て家庭応援クーポンの発行など、子育て支援の充実が進められています。また、各市町でも子育てしやすいまちづくりに取り組んでいます(以下一例)。

【東員町】
子どもの教育に力を入れており、乳幼児期から義務教育終了までの間に推薦図書を300冊読む「読書登山」など、ユニークな取り組みを進めています。
また町内6つの小学校区にある町立の幼稚園・保育園は、「幼保一体型施設」として整備されています。両施設の園児が同じ教室で過ごし、それぞれの長所を生かした共通カリキュラムで学べる点が特徴です。
この施設は保護者の就労状況に応じて幼保の利用区分を変更しやすく、夏休みなどの長期休暇中だけ保育を受けたい場合にも同一施設内で対応することが可能です。

【紀北町】
小児科や保育園の3カ所に子育て家庭を支える専任職員を配置し、子育て支援センターも設置しています。保育士による親子遊びなどを通して、子育て仲間とのつながりを広げる支援が受けられます。
また、いちご狩りやみかん狩りなどの自然体験に加え、魚をさばく料理教室など、地域の特色を生かした体験の機会も設けられています。

※参照:各自治体公式サイト(2026年3月時点の情報)

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