転職成功者インタビュー

株式会社マスヤ
進藤貴志さん(仮名・経理財務) 35歳

自社製品を手にすることのできるメーカーを希望。会社の期待度も高く意欲満々!

商学部に進学し卒業後は公認会計士を目指して2年間のトライ。夢を果たすことはできなかったが、気持ちを入れ替えて大阪の会社に就職。

ところが、突然その会社が工場のある熊本に本社を移転することに。急な決断を迫られた進藤さんが選んだ進路は、出身地である三重県へのUターン転職だった。

2度に渡る人生の転換点にも前向きに取り組み、今、新藤さんは確かな手ごたえを感じている。「しっかりと腰を落ち着けて仕事に取り組み、そろそろ結婚もしたいです」と明るく語ってくれたリージョナルHERO・進藤さんの転職ストーリーを紹介したい。

(※本記事の内容は、2015年10月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで70日間

転職前

業種
繊維
職種
経営企画
業務内容
予算策定から財務・経理補助、法務関係など

転職後

業種
食品メーカー
職種
経理・財務
業務内容
会社の経理、財務に関わる一連の業務

突然の本社移転。これをいい転機と捉え転職を決断しました

現在のお仕事はどんな内容ですか?

当社は菓子類を製造するメーカーで、三重県出身の私も子どもの頃からそのお菓子を食べて育った記憶があります。三重県民なら誰でも知っているのではないでしょうか。物を作っている会社で、自社の製品を見ることのできる環境の中で仕事をしたいという希望がありましたので、まさに希望通りの会社だと思います。

現在は、総務本部チームに所属して経理・財務の仕事をしています。メーカーらしく、入社して数ヶ月は現場で実際に製品を作る仕事を経験しました。現在の職場に配属されてからまだ数週間で、今は仕事内容を把握している最中です。

入社前のご経歴を教えてください。

大学時代、公認会計士の話を聞き興味を持ち、卒業後も資格取得するための勉強を続けることを選択。2年間チャレンジしましたが、達成することができず大阪の繊維関係の会社に就職することにしました。

経営企画室という職場で、勉強してきた会計の知識も役立ちましたし、満足できる職場だったと思います。会社経営のさまざまな面を見ることができて良かったですね。

転職のきっかけは?

前の会社には10年以上勤め、特に不満があったわけではありません。経営の核となる部門に在籍し、やりがいも感じていました。

しかし、今年になって急に本社を工場のある熊本に移すという話が持ち上がったのです。生活基盤そのものに関わる転機で悩みましたが、これを機会に地元に戻ることを決断しました。

転職活動はどのように進めましたか?

前の職場を辞めてから、転職活動を開始しました。時間には余裕があったので、自分で会社探しをしたりハローワークに登録したりもしましたが、なかなか自分の力だけではベストの会社を見つけることは困難でした。実家は県の中心から少し外れているのですが、この地域では会社も少ないことがわかりました。

そこで、三重県内に絞って人材紹介事業を行っているリージョナルキャリア三重にお願いするほうがいいのでは、と考えるようになったのです。数社を紹介してもらい、納得する会社に決めることができました。今考えると、最初からお願いすれば良かったと思っています。

今の会社に決めたポイントは?

前職は重要なポジションだったのですが、毎年仕事の流れが変わらず、変化があまりありませんでした。慣れてくると、もう少し違う仕事もしたい、もっと高度な仕事にもトライしたいという意欲が沸いていました。

経営企画から経理・財務の仕事というと、仕事の幅が狭くなったように思えるかもしれません。しかし、前職では経理・財務についてはサポート的な立場でした。今の会社では専門職として経理・財務の仕事を担当できるので、高度な仕事を経験できると思ったのです。

経験を生かしつつ、さらに実力を高められる仕事ができて、できれば実家から通えるような会社を希望していましたから、現在の会社はベストだと思いました。面接では、社員を大事にしている社風を強く感じることができました。

会社から求められていることもダイレクトに感じられ充実しています。

転職していかがでしたか?

期待していた以上の手ごたえを感じています。経理・財務の仕事に腰を据えてからはまだ間がないので、細かいことは十分に理解できていませんが、この部署でできることは非常に多いと思います。総務も含めて、事務分野すべてをカバーできるような人材に育って欲しいということも直接言われました。

生活面での変化はいかがですか?

高校時代以来の地元での生活ということになります。町の便利さは大阪とは数段違い、戸惑うところもありますが、季節の移り変わりもはっきりわかり、自然が豊かで精神的にも落ち着きます。人間らしい生活に、やっぱり戻ってきて良かったなと心底感じています。

昔の友達も数多く残っていますので、旧交を温めています。実は山登りが趣味で、こちらでは気軽に楽しめるようになりました。

困っていることや課題はありますか?

都会にはある便利さや華やかさはありません。情報に対しても待っていてはだめで、自分から求めなければいけないと思っています。

転職してよかったと思うことは?

仕事で求められることが、前の会社の時よりも膨らんだように感じています。会社の中心にいるメンバーなのだと自覚することができ、とてもやりがいがありますね。

それから、はっきりと求められていたわけではありませんが、長男として両親を支えるべきだと自分では考えていました。それも実現できそうでホッとしています。

また、必需品として車を持つことになりましたが、プライベートでドライブもできるようになり、楽しんでいます。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私も何度か経験したのですが、面接や書類で落とされると必要以上に落ち込んでしまいがちです。でも、それは単にその会社と自分がマッチしなかっただけ。無駄に落ち込まず、自分がやってきたことに自信を持って取り組めば良いと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
三田 佳奈子

「この方は、何でも喜んで引き受けるんだろうな」初めてお会いした進藤さんに感じた印象でした。勤務していた会社の本社移転が大阪から熊本へ決まったことをきっかけに、地元三重に帰省することを決意されましたが、その頃の進藤さんはなかなか自力で自分に合う仕事が見つけられず、不安を抱き始めていました。

彼の何とも言えない「人柄の良さ」が気に入って、何よりも人物評価を重視してくださる株式会社マスヤをご紹介しました。当時、進藤さんのキャリアが生かせるような求人の募集がありませんでしたので、人物ありきでのご紹介でしたが、トントン拍子で入社に至りました。後日お会いした取締役からも「進藤君、いいよ~!」と絶賛していただくほどに。

専門は経理財務ですが、製造現場での研修も「子供の頃から食べていたおにぎりせんべいを自分が作るなんて!」と嬉しそうに取り組んでいました。同社の幹部候補として、今後の活躍に期待大です!

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