転職成功者インタビュー

セントラル硝子プロダクツ株式会社
石川進さん(仮名・設備設計) 33歳

コンサルタントとの相談でキャリアの迷いを解消し、新たに見つけた選択肢。

機械系の設計技術者として10年にわたり、順調なキャリアを歩んでいた石川さん。地元の松阪市に家を建てて家族3人の生活を送っていたものの、予期せぬ世帯収入の減少をきっかけに「このままの給与でいいのか?」と将来に不安を抱き始めたという。

転職の情報収集を始めても、なかなか一歩を踏み出せない。そんな状況下でリージョナルキャリア三重から提案されたのが、ガラス製造・加工で国内大手の一角を担うセントラル硝子プロダクツ株式会社だった。

転職活動の中で何に悩み、コンサルタントとの相談を通じていかにして解消できたのか。そして転職後に得た「給与よりも得がたいもの」とは。石川さんの転職体験談を紹介する。

※本記事の内容は、2026年1月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで43日間

転職前

業種
工具メーカー
職種
治具設計
業務内容
マシニングセンタ加工治具の設計

転職後

業種
ガラス・建材メーカー
職種
設備設計技術者
業務内容
工場設備の設計開発

世帯収入が減少。「この先、いまの給与でいいのか?」と考え始めた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

当社は松阪市に本社工場を構え、建築用・自動車用ガラスを製造・加工・販売しています。会社の設立は2022年と新しいですが、国内大手のセントラル硝子株式会社から事業承継したので、工場は60年以上の歴史があり大規模です。

私は加工前の「素板(もといた)」と呼ぶ板ガラスの製造設備の設計や改善を担当しています。

珪砂などの材料を溶融炉で溶かし、板状にして冷やして固めて裁断するラインで、設計の図面はCADを使って描いています。同じ部署には自動車用ガラスなどの加工設備を担当しているメンバーもいます。

入社前のご経歴を教えてください。

新卒で入社した津市の工具メーカーにエンジニアとして10年間勤め、工作機械のマシニングセンタに取り付ける金属製の治具をCADで設計していました。

出身は松阪で、愛知県の大学に通学していました。県外に出るつもりはなかったので、教授が紹介してくれた三重県内の会社に就職しました。

大学で機械工学を専攻して旋盤などの機械の図面を描く練習もしていたので、学んだことがそのまま仕事になった形です。

転職のきっかけは?

前職での仕事内容はすごく好きで人間関係も良い職場だったので、職場に対する不満はありませんでした。しかし、結婚して子どもができた後、妻が体調を崩して仕事を続けられなくなりました。

住宅ローンの返済もあり、「この先、今の給与でいいのか?」と考えるようになりました。同じタイミングで転職活動をしていた知人がいたので話を聞いたり、転職サイトで情報収集を始めたりしました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職サイトでよく勧められたのは愛知県や四日市市の自動車関連企業で、家族との時間を大切にしたい自分の希望とはかけ離れたものでした。

前の職場自体に大きな不満はなかったので、転職はもう諦めようかと思い始めた頃にリージョナルキャリア三重とコンタクトが取れました。

そして転職コンサルタントに年収や通勤時間の条件を伝え、紹介してもらったのが今の職場です。

今の会社に決めたポイントは?

まずは提示された給与額が期待していた以上に高く、経済面での心配がなくなることでした。ガラス業界の将来性について考えると、建物や車に必要不可欠なガラスは流行に左右されにくく、安定性の高い業界だと感じました。

それに、プロのコンサルタントに話を聞いてもらったことも後押しとなりました。転職サイトの情報から今の職場を自力で探し出すのは難しかったかもしれません。

転職が正解とは限らない。でも、悩んでいるならプロに相談したほうがいい。

転職していかがですか?

工場がとても広くて、どこにどのラインがあるのかまだ把握しきれていないくらいです。前の職場には長く勤めていたため人間関係も自然と築かれていました。そういった点については、これからだと思っています。

転職して良かったと思うことは?

通勤時間にかなりの余裕ができたことです。前職は午前8時出勤で、子どもがまだ寝ている7時に家を出ていました。定時は午後5時だったのですぐに帰宅すると6時くらいですが、残業もありました。

今の職場では午前9時出勤で、家から近くなったので8時過ぎでもまだ家にいられます。子どもの朝の通園準備を手伝えて、送迎もできます。

終業時刻は定時だと午後6時ですが、最近はフレックスタイム制を活用して5時半に帰宅しています。残業が少なくなり、家族との時間が増えました。

私自身はもちろんですが、何より妻に余裕ができたのが大きく、給与よりも得がたい大事な家族との時間を手にすることができました。

困っていることや課題はありますか?

設計対象が治具から工場に据える設備に変わったことで規模が大きく変わり、以前の考えが通用しないことを実感しています。

前職で治具を10年間突き詰めましたが、現在は多岐にわたる知識が必要になりました。例えば電気のプロに依頼する場面で、「こんな設備を考えていて、最大でこれくらいの電力が必要」と説明しなければいけません。

今はOJTで付いてくれている先輩と一緒に仕事をしていて、親身に教えてくれるので困ってはいないですね。

生活面での変化はありましたか?

家を建てて引っ越す前から松阪に住んでいたので、大きく変わった実感はありません。福利厚生は前の職場も悪くはなかったのですが、健康保険で扶養者の健康診断も受けられるといった違いがあり、制度が充実していると思います。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職が必ずしも正解ではありません。でも、転職活動でサイトの情報だけを見て悩み続けているなら、プロのコンサルタントに相談をしてみることをお勧めします。私はリージョナルキャリア三重との相談を通じて悩みが解消されていきました。

悩みを打ち明けて他の仕事のことも教えてもらった結果、「今の会社がいいな」と思ったら元の職場を選んでも納得して頑張れるようになるかもしれません。あるいは、私のように新しい選択肢を発見できるかもしれません。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
三田 佳奈子

石川さんは、仕事にも、ご家族のことにも、どちらも誠実に向き合われる真っすぐな方だと感じました。前職への愛着や人間関係を大切にされていた分、「転職ありき」ではなく、本当に必要な選択なのかを一緒に整理するところからのご支援でした。

結果として転職をご支援できたのが、地元・松阪でこれまでの経験も活かしながら生活にも余裕を生み出せるセントラル硝子プロダクツ社でした。ご自身の中で大切にしたい優先順位が明確になったことで、決断はとても早かった印象です。

入社後、「給与以上に家族との時間が得られたことが何よりも良かった」と話してくださったのが強く印象に残っています。悩みを一人で抱え込まず、選択肢を知ることで前に進める。その好例として、これからも多くの方に伝えていきたいと感じました。

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