転職成功者インタビュー

五十鈴電業株式会社
田中有斗さん(仮名・メカエンジニア) 33歳

転職して収入が安定。大好きなものづくりに打ち込む喜びも再発見。

メカエンジニアの田中有斗さんは、自動車部品メーカーや産業用ロボットのプログラミング請負企業でキャリアを積んできた。しかし前職のスタートアップ企業は収入が不安定で、そのうえ自分の希望とは違う仕事が増えてきたため、新たな道を探すことになったという。

仕事をしながらの転職活動は難航したものの、そんなときに助け舟を出してくれたのがリージョナルキャリア三重だった。「今の会社は、もともと興味があった会社。でも、あのまま1人で活動していたら入社できなかったと思う」と語る田中さん。

現職は、顧客の要望に応じてイチから装置を作り上げていく仕事。苦労も多いが、安定した収入とともに、エンジニアとして成長していける環境を手にすることができたという田中さんの転職体験談を紹介する。

※本記事の内容は、2022年11月取材時点の情報に基づき構成しています。

転職回数
2回
転職期間
エントリーから内定まで128日間

転職前

業種
産業用ロボットのプログラミング
職種
ロボットエンジニア
業務内容
オフラインプログラム作成および検証

転職後

業種
機械関連
職種
メカエンジニア
業務内容
生産設備(自動車、FA制御システム等)の設計・開発

一度はあきらめかけた今の会社。コンサルタントが、チャンスをつないでくれた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

四日市に本社を置くメーカー「五十鈴電業」で、メカエンジニアをしています。当社は自動車産業向けを中心とした生産設備の設計・製造を得意としている会社。私は鈴鹿メカトロシステム事業部のメカグループに所属し、加工装置や検査装置など、お客様が要望する装置の仕様づくりから、図面設計、部品発注、組み立て、試運転まで、幅広く携わっています。

入社前のご経歴を教えてください。

出身は三重県です。大学時代は愛知県で学び、卒業後は自動車部品メーカーに就職しました。三重県内の拠点に8年間勤務し、最初の4年間は社内設備の設計や製作。その後の4年間は自動車部品の設計、強度解析などを担当していました。

その後、産業用ロボットのプログラミングを請け負うスタートアップ企業に転職。愛知県内を中心に様々なメーカーをまわりながら、オフラインプログラムの作成、検証などを行っていました。

転職のきっかけは?

前の会社はスタートアップ企業で、ロボットや自動化の技術を磨きたくて、立ち上げと同時に入社しました。ところが収入は不安定で、最初の約束通りにもらえなかったんです。

特に賞与が出なかったのは痛かったですね。転職前にローンを組んで家を建てていましたので、ボーナス払いの時期は本当にきつかったです。

また仕事内容も近年はロボットの点検作業の割合がどんどん増えてきていて、自分がやりたいことと違ってきた、という理由もありました。

転職活動はどのように進めましたか?

最初はいろいろな転職サイトに登録しました。「三重県内で生産技術職」という希望条件で、求人情報を見たり、エントリーしたりと活動を始めましたが、まもなく、1人で活動する難しさを感じるようになりました。仕事もしているので、情報をしっかりチェックする時間がとれないんですよね。

登録サイトを通じて求人紹介メールはたくさん来ていましたが、自分の希望とは微妙にずれているものがほとんど。三重県内で希望しているのに、勤務地が愛知県だったり、東京だったり(苦笑)。仕事も設計職の紹介が多く、なかなか希望にぴったりの職種がありませんでした。

「自分だけで探していても、なかなか先に進めないなぁ」と思っていたところに、リージョナルキャリア三重からメールをもらいました。三重県内の企業とたくさんパイプを持っているようなので、そこに期待して連絡をとってみました。

相談してみていかがでしたか?

期待通りでした。実は、以前から今の会社に興味があったんです。「三重 FA」で検索すると最初のほうにヒットする会社ですから。でも自分からはなかなかアプローチできなかったんですよね。

それでリージョナルキャリア三重のコンサルタントから、「気になる会社はありますか?」と聞かれた時に、当社のことを伝えたんです。するとすぐに求人状況を調べてくれたのですが、「今は募集していない」とのことでした。

それで一度はあきらめて、他の会社を受けていたのですが、しばらくしてコンサルタントから「五十鈴電業さん、エンジニアに空きが出て、募集しているみたいです。受けてみますか?」と連絡が来たんですよ。うれしかったですねぇ。1人で転職活動を続けていたら、絶対受けられていないと思います。

今の会社に決めたポイントは?

部品メーカーでの経験とロボットエンジニアとしての経験、これまでの自分のキャリアがすべて活かせそうだと思いました。また面接で、「3DのCADを使える人材を探している」という話を聞き、ますます自分に合いそうな職場だと思いました。

工場で使用しているロボットも自分が得意としているメーカーのものが多かったですし、ここなら中途入社でも自分のポジションが作れそうだなと感じました。

気になっていた給与のことも、面接の時に自分の希望額を伝え、それに近い条件を提示してもらえたので、安心して入社を決めることができました。

エンジニアとして成長できる職場。収入も安定し、妻も喜んでくれた。

転職していかがですか?

最初の2週間は、教育期間を設けてもらえました。座学で基礎を学んだり、穴加工などの実習をした後、先輩のお手伝いをスタート。入社して2か月たった頃から、簡単な仕事から1人で任せてもらえるようになりました。

入社前の予想通り、今までの経験をしっかり活かすことができています。でもそれ以上に勉強になることも非常に多いですね。

部品メーカー時代は、量産品を製造していましたから、ベースがあるうえでコピーをしていくという種類の仕事が多かったんです。ですから正直、機構設計や構造設計についてあまり深く理解しないまま働いていたところがありました。

でも今の会社の製品は、お客様の要望に応じてイチから作り上げるオーダーメイドのようなもの。設計作業は難しいですし、責任も重大です。また自分自身が機構や構造についてしっかり理解していないとお客様に説明もできません。

そのうえ、この会社のやり方も覚えないといけませんし、新しいソフトも覚えないといけない。勉強することが本当に多くて、最初の1年は、かなり濃い1年間でしたね。

転職して良かったと思うことは?

やりたかった仕事ができていることです。メカエンジニアとしてイチから勉強している感覚で、オーダーメイドのモノづくりは大変ですが、とても楽しいです。

組織的にも、相談や提案をすれば前に進んでいくことが多いので働きやすいですし、自分の考えが形になっていくのは、大きなやりがいになっています。また3Dソフトやロボットのオフラインシステムが浸透していないという社内の課題に対しても、自分にできることをやって、評価してもらっています。

生活面ではやっぱり、収入が安定したことが大きいですね。妻が家計のやりくりに悩む姿を見なくてよくなり、ほっとしています(笑)。ボーナス払いの時期はヒヤヒヤしていましたから。収入が安定したおかげで、自分も仕事に集中できるようになりました。

困っていることや課題はありますか?

仕事のベースがあるとはいえ、知らないことも非常に多かったです。限られた人数でやっている職場なので、先輩からなかなかフォローしてもらえず、当初は不安を感じたこともありました。でもそこは自分から聞かなければと思い、遠慮せずにどんどん聞くようにしています。

生活面の変化はありましたか?

今回の転職で引っ越しはしていません。前職時代も、三重県内にある自宅から、客先へ車で直接通っていたんです。客先は愛知県内が中心だったので、片道1時間かかることもざらでした。でも今は車で30分ほどで会社に着きますし、毎日同じ会社に通勤すればいいので、かなり楽になりました。

課題だった収入のほうも、転職後は増えて、安定しました。前職では昇給もなかったのですが、今の会社では入社して1年後に給与が上がりました。賞与もきちんと出るので、妻も喜んでいます(笑)。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

仕事をしながら転職活動をする場合、自分1人で転職先を探すのは、時間的にもかなり難しいと思います。ですからコンサルタントに相談してみるのは、1つの有効な方法だと思いますね。私のように、コンサルタントに相談したからこそ、希望の会社に応募できる場合もあるので、大きなメリットだと思います。

面接を受ける際も、いろいろとアドバイスをいただきました。1人で活動をしていた時はなかなか結果が出ず、面接の受け答えなどに悩んでいたのですが、コンサルタントからアドバイスを受けてからはスムーズに進むようになりました。

また面接を受ける際は、自分が働くことになる職場や工場をぜひ見学させてもらうことをおすすめします。雰囲気を肌で感じることができるので、入社した後にギャップを感じることが少なくなると思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
清原 和浩

「誠実で落ち着きのある方」というのが、田中さんの第一印象でした。お話を伺うと、「大好きなものづくりに“どっぷり”携わりたい」、「キャリアの集大成としてこれまでの経験をトータルに活かせる仕事がしたい」という想いを持ち、言葉の端々から内に秘めた熱い想いが感じられ、必ずお手伝いすると約束しました。

また、前職の経営状況や収入面等に不安を感じられていましたので、それらを少しでも解消すべく、こまめに連絡を取り合いました。

結果的に、紆余曲折を経て五十鈴電業社に再応募で入社に至りました。ご入社から1年半が経過し、同社にとってなくてはならない存在になられているとお聞きし、ご縁を紡ぐことができたことを大変嬉しく思います。今後、田中さんの益々のご活躍を楽しみにしています。

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